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漫画家
昭和11年(1936)8月18日 大牟田市出身。
本名 古賀申策。 手塚治虫のSF漫画『ロストワールド』に憧れ漫画家を志す。 福岡市内の中学を卒業後、菓子製造会社などに住み込んで働き、独学で描いた。 21歳で上京。持ち込み作品『影なき犯人』が認められ、ひばり書房の貸本向け単行本「黒猫」(短編集)でデビューし、貸し本屋向けの漫画誌『怪談』などに恐怖ものを書き下ろし続けた。 以後、少女誌や少年誌に怪奇ものを発表し、このジャンルを代表する作家のひとりとなる。 初めての連載は『白ヘビ館』(昭和39年週刊マーガレット)。
ホラー映画や超能力などのオカルトブームを追い風に、黒魔術という暗黒面の要素を巧みに取り入れた『エコエコアザラク』を連載した。 これは、ホラー漫画としては異例の長期連載となり、大反響を巻き起こす。 1990年代にその人気が再燃。『エコエコアザラクⅡ』(平成4~10年)の連載が始まり、映画やテレビ化もされた。 また、『ザ・ホラー』平成元年8月号から『エコエコアザラク』の3作目が連載された。
一貫して怪奇ものを描き続けているが、独特のペンタッチと巧みな構成力・ストーリーの面白さもあって、30年以上も多くの読者に支持されている。
ペンネームは、本名の申策(しんさく)が作品の新作と間違いやすいので、編集担当者が名づけたという。